話せるようになりたい？リーディングをおろそかにしていませんか？
英語をペラペラに話せるようになるには、ひたすら「話すこと」だと多くの人が信じているかもしれません。確かに、話す練習は大切です。しかし、これだけでは限界があります。日本の英語教育は、英語を話す機会をほとんど提供してくれません。そのため、多くの日本人が英語を話せないままです。しかし、話すことだけに注力しても、効果的な学習はできません。
「リーディングはもう充分やった」と思っていませんか？
「リーディングはもう中高でやったので、今はいいです」と言う人もいますが、本当にそれで足りているのでしょうか？もしリーディングをきちんとやってきたなら、今の段階で英語をもっとスムーズに話せるはずです。
実際、多くの人がリーディングを疎かにしてきた現実があります。日本の英語教育は、文法や読解中心のもので、会話力を伸ばすための十分な対策が欠けているのが実情です。そのため、リーディングを大切にしてこなかったことが、英語力の壁となっているのです。
なぜインプットが重要なのか？
話すためには、単語や表現を豊富に知っていること、そして正しい文法の知識が欠かせません。これがなければ、言いたいことを適切に伝えることはできません。
例えば、語彙力が不足していれば、会話の中で使える言葉が限られ、表現が乏しくなります。文法を理解していなければ、時制や意味があいまいになり、コミュニケーションが成立しません。こうした不十分なアウトプットでは、英語を話せるとは言えません。
「聞くだけでオッケー」は落とし穴
「大量に英語を聞くことで、英語が話せるようになる」といったキャッチフレーズに惑わされないようにしましょう。耳で英語を理解する力は確かに重要ですが、それだけでは不十分です。単語や文法を理解し、実際に使えるようにするためには、「リーディング」が必要です。
リーディングで語彙を増やし、文法を正しく理解し、英文の構造を学ぶことで、話すときに自然と正しい表現ができるようになります。特に、わからない単語があったら、辞書を使って確認しながら進めることが大切です。音読を加えると、発音や構文の理解も深まります。
リーディングが基本！最初に読むべきものは？
リーディングを始めるにあたって、最初は自分が興味を持てるテーマのものを選ぶとよいでしょう。例えば、私は小説が好きで、最近読んだ『Where the Crawdads Sing』（邦題『ザリガニの鳴くところ』）は、感動的で余韻が長く残る素晴らしい本でした。映画化もされ、話題になっています。
もちろん、すべての人が小説を好むわけではありません。サッカーに興味があるなら、サッカーに関する英語の雑誌や記事を読むのも良いでしょう。自分の興味を引くテーマを見つけ、それに関連する英語のテキストを読んでいくことが、学習を続けやすくします。
読む習慣がつけば、英語力は飛躍的に向上
最初は英語のリーディングが苦痛に感じるかもしれません。しかし、続けていくうちに、読むことが苦ではなくなり、自然とインプット量が増えていきます。そうすることで、いつの間にか、英語を話す際に使える単語や表現が増えていることに気づくでしょう。
結論：英語を話せるようになりたいなら、まずはリーディングから始めよう！
英語を話す力を伸ばすためには、まずリーディングでしっかりとインプットを重ねることが最も重要です。話す練習をする前に、リーディングを通して語彙力を増やし、正しい文法を身につけましょう。その上で、実際に会話をするときに使えるフレーズや表現が豊富になり、英語を自然に話せるようになるはずです。
