TOFEL iBT Speaking

目次

設問は2種類

TOEFL iBT Speakingセクションには次の2種類のTaskがあります。

Independent Task (独立型タイプ)Question 1
Integrated Task (統合タイプ)Question 2,3,4

Independent Task (独立型タイプ)

Question 1

身近な問題について自分の意見と理由を述べる。
2,3つの選択肢が与えられて1つを選ぶ場合と、Statementが示され、それに対して Agree/Disagreのうち選んでその理由を述べる形式がある。いずれも準備時間は15秒解答時間は45秒

Integrated Task (統合タイプ)

Question 2と3Reading Passageを読む時間が45秒から50秒で、この時間を過ぎるとReading Passageを読むことはできません。

Question 2について(大学キャンパスに関連するトピック)

まずReading Passageが出ます。学生新聞などに掲載されている意見だったり、学校からの告知だったりします。この際、どこからの告知なのか、内容は何かをメモします。

次にListeningが流れます。男女ふたりの会話で、必ずどちらか1人が多く話すので、その人が述べる意見をメモします。必ず賛成か反対かを述べ、理由も2つ述べられるので聞き逃さないようにメモを取りましょう。

会話が終わると、画面に質問が出て読み上げられます。内容は「女性は○○の告知について意見を述べています。この女性の意見を述べ、その人が挙げている理由を説明しなさい」というものです。

解答する際には
「何についてか」「話者の意見とその理由」を述べます。この際、自分の意見を入れてはいけません。「告知内容や会話を知らない人に何が起きたかを説明する」ことに専念しましょう。

Question 3について(アカデミックな講義)

アカデミックな文章を読んで、それに関する講義を聞き、設問に答える問題です。Question2はキャンパス生活に関連するトピックでしたが、Question3は大学の講義の一部がトピックとなっているため、より難しく感じる人が多い問題です。

まず、ある学問分野における Reading Passageが出ます。特定の分野における理論、見解、法則、概念などが含まれています。
その後、教授の講義を聞きます。講義ではさらに具体的な例が挙げられたり、Reading passageの内容がより詳しく述べられたりします。

最後に「講義の中で教授が示した例を用いて、○○と△△の違いを説明しなさい」という質問が出されるので、それを話します。

解答する際は
教授が何について話しているか述べる → Readingの短い要約 → 1つ目の例とその説明 → 2つ目の例とその説明

Question 4について (アカデミックな講義)

Question4はReading Passageがありません。ここで問われるSpeakingは「講義の内容を要約する」ことです。

解答する際は、まず聞かれたことを要約する形でまとめ、その後、具体例を2つ使って説明します。この問題はListeningしかありませんので、メモ取りが非常に重要です。

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この記事を書いた人

斉藤ひろみ(Hiromi SAITO, Ph.D.)

ニューヨーク大学大学院 教育学部TESOL(英語教授法)の博士号(Ph.D.)を取得。卒業後はニューヨークにある複数の大学でESL(第二言語としての英語)を指導。ネイティブ講師が中心の中、唯一の日本生まれ・日本育ちの講師として6年間教壇に立つ。

帰国後は、慶應義塾大学、早稲田大学、テンプル大学などで英文ライティングやスピーチ指導に従事。また、国際会議の現場では会議通訳者としても活動しており、天皇陛下(現・上皇陛下)や各国要人の通訳、テレビ通販番組での同時通訳など幅広い分野で活躍中。

「英語を教える力」と「英語を使う力」の両方に精通した、英語のスペシャリストです。

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