Listneingセクションの構成
Listening は全部で28問の問題を36分で解きます
講義問題 | ・1つの講義に対し、6問ずつ出題 (質問は全部で18問) | 講義3つ(各3~5分、およそ500~800語の講義)
会話問題 | ・それぞれの会話につき、5問ずつ出題 (質問は全部で10問) | 会話2つ(各3分)
講義問題
講義問題は、教授が一方的に話すモノローグタイプと、授業における教授と学生の対話(質問や質問に答える)場面が含まれるものがあります。
内容は大学の教養課程における幅広い分野が取り上げられます。専門的な語彙はパッセージ内で説明され、なじみがないと思われる語彙は画面に表示されるため、理解できなくとも大丈夫です。ただし、科学、生物学、天文学などよく出題される分野に関する語彙は覚えておくほうがいいでしょう。
会話問題
「教授と学生の会話」と「大学内での職員と学生の会話」の2つがあります。
教授との会話は、授業や課題に関することが主で、職員と学生との会話は、授業登録や寮など学生生活に関する内容です。日常的なやり取りですが、たまにアカデミックな内容に質問が及ぶことがあります。
設問タイプは8種類
1. トピック問題(何についてか?)
話の主題についての質問です。この問題は各セットの1問目に聞かれることが多いです。
2. 目的を聞く問題(なぜこの学生/教授/職員は~をしているのか?)
1と似ていますが、講義の内容(トピック)ではなく、なぜこの会話、講義が行われているのか、その目的を問われます。会話の最初のほうに答えがわかる情報があります。
3. 詳細理解問題
前述の1と2のタイプの問題は全体の話題を問う問題でしたが、こちらはそのトピックについて何が話されているかを理解できているかどうかが問われます。少々細かいところをメモできていなくても、あるいは忘れてしまっても、全体の理論をつかめていれば解ける場合もあります。
4. 話し手の真意を問う問題
会話/講義の一部が再生され、その部分の話し手の真意を問われます。なぜこのようなことを言ったのか?何を伝えようとしているのか?意図は何か?という質問が出ます。
5. 話し手の態度を問う問題
話し手が暗に示した見解や感情、質問内容から推論できる話し手の思いは?意図は?が問われます。答えの情報は会話の中ではっきりと言われていない場合がほとんどで、推論で総合的に判断する必要があります。
6. 構成把握問題
講義や話の展開の流れを理解しているかを試す問題。講義全体の構成が問われる場合と、ある一部の話題と話題のつながり、関連性が問われる場合があります。この一部に関しては、講義の一部を聞き直して答えます。
7. 情報整理問題
話の中に出てきた複数の詳細情報を正しく整理できているかを試す問題。
はっきりと答えが述べられている場合もあれば、推測して答える必要がある場合もあります。
四択問題と表の正しい欄にチェックマークを入れる問題があります。これは完全に内容を理解していないと正答がむずかしく難易度が高い問題です。複数の情報やポイントの列挙、あるものと別のものとの類似性、比較する箇所など、メモを取っておかないと答えられません。
8. 推測問題
話し手が示唆したことを推測し、それに基づいて答える問題。
推測問題は適当に選ぶのではなく、詳細な内容まで理解したうえで、はじめて正答できる問題です。簡単に思えて、すべてをしっかり理解していなければ答えられない難問です。