TOEICスコアが550~650点で止まってる?

その原因と、次のステップへ進むためのシンプルな解決法

TOEICスコアが550~650点あたりでなかなか伸びない…。
「一生懸命やってるのに、どうして?」と悩んでいるあなたへ。

実は、このあたりのスコア帯には「伸び悩む原因」がいくつかあります。
この記事ではその代表的な3つの要因と、今すぐできる解決策を紹介します!


目次

原因①:文法の理解があいまい

このスコア帯の人にとても多いのが、「文法をなんとなくで使っている」状態です。
TOEICに出てくる英文法は、実は中学〜高校で学ぶ基礎レベルのものが中心。
ここをしっかり理解していれば、750点くらいまでは確実に狙えます。

解決法:

良質な文法書を1冊、最初から最後まで徹底的にやり直しましょう。
おすすめは、高校受験向けの問題がたくさん載っているもの。
とっつきやすく、実力アップに直結します。

※おすすめの文法書は別記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。


原因②:リスニングが聞き取れない

「リスニングが全然聞き取れない…」と感じるなら、まずは自分で正しく読めるようにすることが大切です。

聞き取れない音は、実は「自分で再現できない音」です。
つまり、正しい発音で英語が読めるようになれば、自然と耳も慣れてきます。

解決法:

シャドーイング教材を使いましょう。
好きな内容のものを選び、1日15分、スクリプトを見ながら声に出して練習します。

たった15分?と思うかもしれませんが、毎日続けると結構ハードです。でも、これが効きます。
正しい発音で読めるようになると、英語が「音のかたまり」で聞こえるようになり、TOEICのリスニングでも内容がつかめるようになります。


原因③:読む量が足りない

「Part 7が時間切れで終わらない…」という人も多いはず。
これは、単純に英文を読む量が足りていないことが原因です。

読み慣れていないと、どんなに単語を知っていてもスピードが出ません。

解決法:

英検2級の読解問題を活用しましょう!
適度な長さで、語彙もTOEICに近く、ちょうどいいレベル感です。

英検協会のサイトには、過去3回分の問題が無料で掲載されています。
すべて読み終えたら、2級問題の読解パッセージだけ繰り返し読むのも効果的です。


最後に:

このスコア帯から抜け出すには、「地味だけど効く」学習がカギです。
派手なテクニックではなく、基本をしっかりやること。
今のレベルを客観的に見て、少しずつ積み上げていけば、必ず結果がついてきます。

750点を目指して、今日から一歩ずつ始めていきましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

斉藤ひろみ(Hiromi SAITO, Ph.D.)

ニューヨーク大学大学院 教育学部TESOL(英語教授法)の博士号(Ph.D.)を取得。卒業後はニューヨークにある複数の大学でESL(第二言語としての英語)を指導。ネイティブ講師が中心の中、唯一の日本生まれ・日本育ちの講師として6年間教壇に立つ。

帰国後は、慶應義塾大学、早稲田大学、テンプル大学などで英文ライティングやスピーチ指導に従事。また、国際会議の現場では会議通訳者としても活動しており、天皇陛下(現・上皇陛下)や各国要人の通訳、テレビ通販番組での同時通訳など幅広い分野で活躍中。

「英語を教える力」と「英語を使う力」の両方に精通した、英語のスペシャリストです。

目次