英語って本当に簡単?実は奥が深くて難しい言語なんです!

目次

「英語は簡単」って本当?とっつきやすさにだまされないで!

「英語ってなんか簡単そう」——そう思って勉強を始めた人、少なくないはずです。
アルファベットだけで構成されていて、街にも英語があふれている。
中学・高校でも長く学ぶし、海外旅行でもとりあえず通じる…。

だからこそ、「やってもやっても上達しない…」という壁にぶつかると、落ち込みやすいのです。

実は、英語って“とっつきやすさNo.1”ではあるけれど、決して“やさしい言語”とは限らないんです!


単語の数がケタ違い!英語ボキャブラリー地獄

英語が難しい理由のひとつ、それは「単語数がとにかく多い!」ということ。

たとえばフランス語やスペイン語では、5,000語程度を覚えれば日常会話ができると言われています。でも英語はそうはいきません。

しかも厄介なのは、「簡単な単語の組み合わせなのに、意味が全然違う!」という イディオム(熟語) の存在。

  • “break up”(別れる)
  • “give up”(あきらめる)
  • “take off”(離陸する・脱ぐ)

…などなど。知ってる単語でも、組み合わせると意味が変わってしまいます。

ネイティブにとっては当たり前でも、学習者には本当にややこしいポイントです。


実は英語にも“敬語”がある⁉

「英語って敬語がないから気がラク」なんて思っていませんか?
たしかに日本語のように、「言う → 申す・仰る」みたいな単語の使い分けはありません。

でも実は、英語にも丁寧さや距離感を表す表現はしっかりあるんです。

たとえば、

  • Can you help me?(普通の丁寧さ)
  • Could you possibly help me?(もっと丁寧)
  • I was wondering if you could help me.(とても丁寧)

…など、表現を変えることで相手に配慮した言い方ができるようになっています。

「英語は敬語がないから簡単!」というのは大きな誤解。
むしろ微妙なニュアンスの使い分けは、英語でも求められるのです。


英語ができなくても落ち込まないで!

「こんなに勉強してるのに話せない…」
「いつになったらスムーズに理解できるの?」

そんな悩みを抱えている人は多いはず。
でもそれは、あなたがサボってるからではありません。

英語は決して“簡単な言語”ではないということを、まず知ってください。
だからこそ、できなくても焦らなくてOK。
少しずつ積み重ねていくことで、ちゃんと力はついていきます。


まとめ|英語は「簡単そうに見えて、実は奥深い」言語!

  • 英語はとっつきやすいけど、決して簡単ではない
  • 単語数が多く、イディオムが多彩で難しい
  • 敬語的な丁寧表現もあるので、意外と奥が深い

焦らず、比べず、自分のペースで続けましょう。
英語の上達には時間がかかります。でも確実に、前に進んでいます!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

斉藤ひろみ(Hiromi SAITO, Ph.D.)

ニューヨーク大学大学院 教育学部TESOL(英語教授法)の博士号(Ph.D.)を取得。卒業後はニューヨークにある複数の大学でESL(第二言語としての英語)を指導。ネイティブ講師が中心の中、唯一の日本生まれ・日本育ちの講師として6年間教壇に立つ。

帰国後は、慶應義塾大学、早稲田大学、テンプル大学などで英文ライティングやスピーチ指導に従事。また、国際会議の現場では会議通訳者としても活動しており、天皇陛下(現・上皇陛下)や各国要人の通訳、テレビ通販番組での同時通訳など幅広い分野で活躍中。

「英語を教える力」と「英語を使う力」の両方に精通した、英語のスペシャリストです。

目次