リスニングとスピーキング力を上げるには
それは読解力を上げること!!
英語を読む力の弱い人は、リスニングやスピーキングもある程度で頭打ちになり、その後は全く伸びなくなります。読む力が弱いというのは、語彙力や文法力とも不十分であり、英語を前から情報処理していく能力も欠落しています。このため、話が長くなったり、やや複雑な内容になるとついていけなくなります。
身に覚えがありませんか?リスニングがどうしても伸びないのはこれが理由です。
この状態でリスニングやスピーキングの練習をいくらしても力がつかないのですが、実に多くの人は、
「読むだけなら自分で辞書を引けば読めるから」と仰います。
しかし、その作業さえ危ういのです。読むのが嫌いな人、読むことを避けている人の英語力は、せいぜい表面的なうす~い内容止まりです。
この記事を書いた人
斉藤ひろみ(Hiromi SAITO, Ph.D.)
ニューヨーク大学大学院 教育学部TESOL(英語教授法)の博士号(Ph.D.)を取得。卒業後はニューヨークにある複数の大学でESL(第二言語としての英語)を指導。ネイティブ講師が中心の中、唯一の日本生まれ・日本育ちの講師として6年間教壇に立つ。
帰国後は、慶應義塾大学、早稲田大学、テンプル大学などで英文ライティングやスピーチ指導に従事。また、国際会議の現場では会議通訳者としても活動しており、天皇陛下(現・上皇陛下)や各国要人の通訳、テレビ通販番組での同時通訳など幅広い分野で活躍中。
「英語を教える力」と「英語を使う力」の両方に精通した、英語のスペシャリストです。