TOEFL iBT Reading

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問題数と時間

2つのパッセージ(文章) 合計36分間のテスト

Readingセクションは2つのアカデミックなパッセージ(文章)を読みます。
それぞれのパッセージについて問題が10問、それらを18分で解きます。

どのように解いていく?

各パッセージ18分という短い時間で、内容を把握し10問を解く必要があります。
このため、次のような流れでReading問題に取りくむことをおススメします。

  1. まず最初にタイトルを読み「何について」書かれたパッセージなのかを把握しましょう。
    いきなり本文を読み始めるのは効率的ではありません。
  2. タイトルを見て何についてのパッセージなのかを把握したら、次にざっとすべての問題文を読み、どの部分を読むべきなのか、何を問われているのかなどを把握します。

  例えば、以下のように読むべき段落を指定しているものがあります。

“According to paragraph 1, how did 〜? “

このように特定の単語やフレーズを問うものであれば、その部分を注意して探しながらパッセージを読むことで、内容も把握しながら解答を見つけることができます。

3. このようにざっと問題文を読んでから、いよいよ本文を読み始めて問題にとりかかります。

設問タイプは9種類

1. Factual Information Questions (内容一致問題)

パッセージの中に書かれている内容と一致する選択肢を選ぶ問題。この問題が各パッセージにつき2、3問出題されます。

2. Negative Factual Information Questions (内容不一致問題)

パッセージの中に書かれている内容と一致しない選択肢を選ぶ問題。この問題は、各パッセージにつき1、2問出題されます。

3. Inference Questions (推論問題)

内容を読んで推測して答える問題。この問題は各パッセージにつき1、2問出題されます。
答えにあたる部分は明記されていませんが、根拠となる情報は必ずあります。それらをよく読んで回答します。

4. Rhetorial Purpose Questions (意図問題)

パッセージを書いた人の意図や目的、なぜパッセージのある特定の情報に言及しているのか、なぜ○○を例として挙げているのか、あるいは段落の目的を判断する問題が出題されます。この問題は各パッセージにつき、1、2問出題されます。

5. Vocabulary Questions (語彙問題)

パッセージ内で使われている単語やフレーズに関する問題。「パッセージの中の○○という語にもっとも意味が近いのは」など、同じ意味を持つ単語やフレーズを選択肢の中から選びます。この問題は、各パッセージにつき1、2問出題されます。

6. Sentence Simplification Questions (言い換え問題)

パッセージの中でハイライトされている文を別の表現に正しく言い換えられている選択肢を選ぶ問題。この問題は出題されない場合もあります。各パッセージにつき、せいぜい1問しか出題されません。

7. Insert Text Questions (文挿入問題)

文挿入問題は、各パッセージにつき必ず1問出題されます。指定された文章が入るべき適切な場所を探して答えます。
 [■A] ~ [■D] の4か所の中から選びます。

8. Prose Summary (要約問題)

要約問題はほとんどのパッセージに1問は出題されます。パッセージ全体の要約を完成させる問題です。
6つの選択肢の中からパッセージの要約として適切なものを3つ選びます。
配点は2点満点。3文とも正しい答えを選べば2点、2文正しい答えを選ぶと1点、それ以外(1文のみ正解か正解なし)は0点です。

9. Fill in a Table (表の穴埋め問題)

表の穴埋め問題は、カテゴリー別に分けられた表の中に適切な選択肢を入れていく問題です。
この問題は、パッセージの中で複数の事柄が比較されているような場合に出題されるため、毎回出題されるとは限りません。
配点は、3点満点。正解数は5つで、全問正解で3点、4つ正解で2点、3つ正解で1点、それ以下は0点です。

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この記事を書いた人

斉藤ひろみ(Hiromi SAITO, Ph.D.)

ニューヨーク大学大学院 教育学部TESOL(英語教授法)の博士号(Ph.D.)を取得。卒業後はニューヨークにある複数の大学でESL(第二言語としての英語)を指導。ネイティブ講師が中心の中、唯一の日本生まれ・日本育ちの講師として6年間教壇に立つ。

帰国後は、慶應義塾大学、早稲田大学、テンプル大学などで英文ライティングやスピーチ指導に従事。また、国際会議の現場では会議通訳者としても活動しており、天皇陛下(現・上皇陛下)や各国要人の通訳、テレビ通販番組での同時通訳など幅広い分野で活躍中。

「英語を教える力」と「英語を使う力」の両方に精通した、英語のスペシャリストです。

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